過去問の使い方マニュアル
こんにちは。教室長の本間です。明日から神奈川県公立高校の出願が始まりますね。入試まで1ヶ月を切り、過去問を解いている中3生も多いと思います。今回は、過去の問題集を効率よく使う方法を紹介していきます。
まず過去問は最後の仕上げとして使う、必要不可欠な教材です。入試本番で点を取るためには実戦同様の練習が必要です。スポーツをやっている人はよくわかると思いますが、基礎練習をひたすらやっていても実戦に生きるかは分かりません(基礎練習をやっていないのに試合で活躍できる人もいません)。
試合形式の練習=過去問
なんです。ではどのように使えば効果的なのか一つずつ確認していきましょう。
①制限時間通りに解く
神奈川県入試の中で特に時間に追われる可能性が高いのが「英語」と「国語」です。特に英語は長文1問あたり600字〜800字あり、問6〜問8までの3問が長文問題でした。問1はリスニングで制限時間50分のうち、10分が使われるので、問2以降、最大で40分しかありません。各大問に何分使えるか逆算して、その時間内に解けるかをチェックしましょう。時間をオーバーする場合は読む速度を上げる練習が必要になります。
②出題傾向を掴む
過去問は出版社によって異なりますが、概ね3〜6年分がまとめられています。複数年解いていると「あれ?この問題と似た問題解いたな」と感じることがあると思います。出題形式を掴んでおくと対策が取りやすくなります。(例えば理科だとこの単元は実験結果から読み取る問題が多いなぁ・・・みたいな感じです)。
また、数学などでは正解率が10%を下回る問題が毎年2〜3問程出題されます。いわゆる解かなくても良い問題ですね。これらの見極めも複数年過去問を解いていくと何となく感覚でわかるようになってきます。
③間違えノートを作る
これが一番重要です。できれば各科目ごとノートを作ってください。採点後、間違えた問題をノートに書き写していきます。ノートの左側に問題、右側に解き方を書き、その下になぜミスをしたのかを書いておくとより良いと思います。問題数が溜まってくると、自分のミスしやすい問題の傾向やどのようなミスが多いのかがわかってきます。
以上です。
まずは過去問の古い年から5教科を時間を計って解き(①)、採点をしたあとに間違ノートを作ります(③)。これを1周やって見てください。次に間違いノートの左側に書いた問題のみを全問解けるまで繰り返しましょう。解けるようになったら2周目に入ります。同じく時間を計ってくださいね。これを自分が受験する学校の合格ラインを超えていればOK、超えてなければ超えるまで繰り返しやってください。
ここまでやりこめばおそらく点数は大幅にUPしていると思います。残り約3週間頑張りましょう!