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神奈川県公立高校入試を終えて(〜中堅校受験の感想)数学編

こんにちは。教室長の本間です。今年の入試が終わったので見解を書いていきます。横浜翠嵐や川和、平沼のような上位校ではなく、鶴見や岸根、新栄、新羽らへんを受けた生徒はどうだったのか。シータに通う生徒の話しを元に書くので他塾とは違った見解になるとは思いますが、見て頂けたらと思います。

数学(印象:やや易化

問1・問2
難化したと言われる数学ですが、問1、問2に関しては例年通りの出題レベルでした。ここは絶対に落としてはいけない問題なので受験校に関わらず全員が満点を目指す部分。予定通り皆しっかり取れていました。しいて言えば(エ)が間違えやすいかな?という感じです。

問3
ア(ⅰ)は証明の穴埋め問題でした。選択肢もあり、基礎的な問題だったのでほぼ全員が解けました。(ⅱ)は平行四辺形の性質が解っていれば解ける問題ですが、図形がとても苦手な生徒は間違えたようです。イはヒストグラムの問題ですがグラフを読む練習をきちんとやっておけば解けます。結構苦手としている生徒が多い印象なので入試前までにきちんとやっておく必要があります。ウ、エは中堅以下の生徒に取ってはほぼ手つかずでした。とくにエは解けた生徒が一人だけでしたね。

問4
関数の問題です。ア、イは毎年出題されている関数と同じパターンの問題だったので皆解けていました。ウはちょっと厳しいのでパスした生徒が多かったです。

問5
確率の問題です。2つのサイコロを使う問題なのでちゃんと読めばそこまで難しい問題ではないですが、問題文の意味がよくわからないと言っていた生徒はやはり解けずでした。

問6
空間図形の問題。近い数字がでたからという理由で奇跡的に正解を導いた生徒がいましたが、運ではなくきちんと問いた生徒は0でした。

問題は以上です。おそらく問3、問6はかなり時間がかかる難問ですが、中堅以下の生徒はほぼ解けていなかったので問1・問2・問3の(ア)(イ)、問4の(ア)(イ)が解ければ54点、問5までいけると65点です。2021年度の数学の平均点が58.2点なので、少しだけ上回るかな?という印象でした。

上位校を目指す生徒の場合は応用問題まで解く必要があり時間が足りなくなりますが、中堅校〜を目指す生徒はむしろ時間に余裕ができたようです。捨て問という言い方はあまり良くないですが、問題を解く優先順位を決めることはかなり大事です。

次回は国語について書きます。