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神奈川県公立入試の勉強方法【数学編②】

前回の続きになります。ここからは目標点数別に見ていきましょう。
まず、令和2年度の問題別正答率です。

配点
問1 (ア)3点 (イ)3点 (ウ)3点 (エ)3点 (オ)3点
問2 (ア)4点 (イ)4点 (ウ)4点 (エ)4点 (オ)4点
問3 (ア)(ⅰ)(a)2点 (b)2点 (ⅱ)3点
   (イ)(ⅰ)3点 (ⅱ)3点
   (ウ)5点
   (エ)5点
問4 (ア)4点 (イ)(ⅰ)(ⅱ)両方できて5点 (ウ)5点
問5 (ア)5点 (イ)5点
問6 (ア)4点 (イ)5点 (ウ)5点

上記の正解率から50%以上の生徒が取れている問題を精査すると
問1 (ア)~(オ)・・・15点
問2 (ア)~(オ)・・・20点
問3 (ア)(ⅰ)(a)(b)、(イ)(ⅱ)・・・7点
問4 (ア)・・・4点
問5 (ア)・・・5点
問6 (ア)・・・5点

                          合計56

令和2年度の数学の平均点が55.7点なので、同じくらいの点数になります。

目標点が50点の人
問1、問2、問3(ア)(イ)、問4(ア)、問5(ア)、問6(ア)
                             最大61点
問4以降は(ア)だけ解く様にします。ただし、空間図形の問題は難易度が高いので後回しにしてもOKです。

☆目標点が50~70点の人
問1、問2、問3(ア)(イ)、問4(ア)(イ)、問5(ア)(イ)、
問6(ア)(イ)
                             最大76点
問4以降は(ア)(イ)を解けるようにします。ただし、空間図形の問題は難易度が高いので後回しにしてもオッケーです。

☆目標点が80点~の人
問1~問6まで全ての問題
                             最大100点
目標が高い人もいきなり100点を目指そうとせずに3ステップで学習することをおすすめします。第1段階はまず50点目標、第2段階は70点目標、第3段階は100点目標です。また、入試では出題傾向が変わることも十分予想できるので神奈川県の過去問だけに固執せずに全国の入試の過去問を解いて、色々な問題に触れておく方が良いです。



ここまで色々と書きましたが、出題傾向が変わったとしても基本的に勉強内容は変わりません。今年に関していけば『資料の活用(標本調査)』が出題範囲から除外されることが決定しているので、令和2年度の問3(イ)のような問題は出題されないということになります。代わりに何が出題されるのかは解りませんが習っていないことは出題されないので、まずは中1~中3の教科書内容をしっかりと勉強していきましょう。